ホーム道路落石防護擁壁>ジオロックウォール工法協会 ジオロックウォール ダイク型

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ジオロックウォール工法協会

ジオロックウォール ダイク型

025-280-9590

 


工法概要
ジオロックウォールダイク型は、特殊繊維で補強した土の擁壁により落石やガケ崩れを防護する工法です。
土構造物特有の柔構造性により効率よく衝撃を吸収し落石やガケ崩れを確実に受け止める、極めて信頼性の高い防護工法です。
支持地盤に衝撃力を伝えないため、構築地盤に特別な処理が必要ありません。
土構造物であるため、様々な立地条件での設置が可能です。
壁面の緑化が可能であり周囲の景観に調和します。
他の工法と比較してもエネルギー吸収レベルでは格段に経済的です。

ジオロックウォールダイク型は、受撃体、伝達体、抵抗体の3種類の構造の組み合わせにより、対応する衝撃エネルギーに応じて、I 型、II 型、III 型の3つのタイプがあります。この3つのタイプを適用することにより、小規模から大規模な落石エネルギーまで対応が可能です。

ダイク型タイプの解説図
<設置例>
・抵抗体で構成
・落石エネルギーの目安=100kJ以下

<設置例>
・抵抗体と受撃体で構成
・落石エネルギーの目安=100kJ〜1000kJ以下

<設置例>
・抵抗体と伝導体と受撃体で構成
・落石エネルギーの目安=1000kJ以上
ジオロックウォールの適応タイプと経済比較



設計
ジオロックウォール(ダイク型)は、受撃体、伝達体、抵抗体によって構成された堤防型の複合構造物で、側面(受撃体)で落石を受け止めるものであり、衝撃吸収性に富む構造物です。
落石の運動エネルギーは以下のメカニズムで吸収され、落石を制止させると考えます。

受撃体に衝突した落石は、受撃体の変形によりエネルギーを吸収されるが、衝突の際に発生する衝撃力は受撃体内部を断面方向に分散され、伝達体に伝播する。
伝達体では衝撃力を水平方向に高角度で分散させ、変形しながら抵抗体に伝播させる。
最後の抵抗体では、伝播された衝撃力により、内部が断面方向上方に一定角度で破壊線を与えるように変形すると考えらるので、水平方向に分散されたこの部分の土塊とジオグリッドの抵抗で、衝撃力に抵抗し、落石を完全に制止させる。

設計フローチャート
ジオロックウォール(ダイク型)の設計は、衝撃荷重を等価な静的荷重に置換えてすべりの安定計算による照査の方法で行い、以下のステップで行います。

想定される落石エネルギーに対し、本工法の適用の可否を判定し、エネルギーレベルにより3タイプの工法選択を行う。
相応する落石衝撃力に対し、補強土壁の内部安定検討(極限つり合い法)で安全率を検討する。
傾斜地盤など斜面安定が問題となる場合には、補強土壁を含む外部安定検討極限つり合い法)で、構造全体の安定を検討する。