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ジオスター株式会社

新開発
ウェットコンクリート

03-5844-1200

特長

 ウェットコンクリートは、従来の普通コンクリートの強度特性や耐久性を保持しながら、コンクリート自体が土壌と同様の水分を吸水、保水、蒸発散する性能をもちます。その原理は、ポーラスコンクリートのように大きな空隙をもたせたコンクリートと異なり、普通コンクリート中に毛細管機能を付加したものです。

保水性能
 ウェットコンクリートは約40%の保水能力をもちます。

強度特性
 
圧縮強度:210〜400 kgf/p
 
曲げ強度:35〜60 kgf/p
 
水セメント比:55〜65%
 
スランプ値:5〜10p
 
空気量の範囲:5±1.5%


用途

 

海岸や河川の護岸に適用すると、コンクリート自体が吸水、保水できるので水位面の上部でも湿潤状態が保たれ、広範囲に動植物が繁殖しやすくなるため、水辺の生態系を保護できる。
歩道・駐車場・屋上などに敷設すれば、地下水の蒸発により路面の気温上昇を抑えられる。また、吸水性能も高いので、雨水の流出を一時的に低減できる。

試験結果

1.普通コンクリートとウェット(保水)コンクリートの比較


普通コンクリートの成育状況、多くは枯れている


Wetコンクリートの発育状況、発芽成育が認められる

2.パネル水路試験(普通コンクリート)


散水によって保持されている緑


散水を停止したため消滅した緑

3.パネル水路試験(ウェットコンクリート)


目地部分の種子とコケを含んだ泥から
発芽し成育した植物


目地部分で植物が成育し根がはっていた

4.植生比較